ふと部屋を見渡して、ため息をついてしまうこと、ありますよね。「私がもっと頑張って片づけなきゃ」「部屋が汚いのは私のせい」なんて、ご自身を責めてしまっているのではないでしょうか。
でも、0歳から3歳のお子さんがいる家庭で、モデルルームのような綺麗さを保つのは、魔法使いでもない限り不可能です。今日は、そんな毎日を少しだけ楽にする、「完璧を目指さない」片づけのコツをお話しさせてください。
「片づけてもすぐ散らかる」エンドレスな戦いに疲れていませんか?
子どもにとって「遊び」とは、イコール「散らかすこと」。大人が思う「出したものをすぐ戻す」というルールは、好奇心旺盛なこの時期にはまだ難しいのが現実です。「片づけて!」と言うと「今は使ってるの!」と泣かれてしまい、結局ママが折れて片づける…そんな毎日の繰り返しに、心がすり減ってしまいますよね。
「きちんとしなきゃ」と思えば思うほど、散らかった部屋がストレスの元になってしまいます。まずは、「子どもが小さいうちは、日中は散らかっていても仕方ない」と、ご自身に許可を出してあげてください。24時間ずっと綺麗でいる必要はないんです。
「1日3回・5分」のリセットタイムを設ける
「出したものをその都度戻す」のは諦めて、代わりに「1日3回だけ、モノを住所(定位置)に戻す時間」を作ってみませんか? これは、家庭力アッププロジェクトなどを手掛ける西崎彩智氏も推奨している「リセット」という考え方です。
おすすめのタイミングは、生活の区切りとなるこの3回です。
- 朝(出かける前): 帰宅時に「疲れているのに部屋が汚い」というガッカリ感を防ぐため。
- 夕方(夕食前): 食卓周りを整えて、落ち着いてご飯を食べるため。
- 夜(寝る前): 翌朝、スッキリした気持ちで1日を始めるため。
逆に言えば、この時間以外は出しっぱなしでもOK。「今はリセットタイムじゃないから」と割り切ることで、「一日中片づけに追われている感覚」から解放されますよ。
まずは「床にモノがない状態」を目指すだけでOK
「1日3回も?」と負担に感じるかもしれませんが、ポイントは時間をかけないこと。1回につき「たった5分」でいいんです。
もし1日1回、夜だけにまとめて片づけようとすると、散らかりすぎた部屋を前に30分以上かかってしまい、途方に暮れてしまいます。だからこその「小分け」なんです。
手順はとてもシンプルです。
- ステップ1: キッチンタイマーやスマホで「5分」をセットする。
- ステップ2: 「よーい、ドン!」で、床に落ちているモノをカゴや棚に戻す。
- ステップ3: タイマーが鳴ったら終了!
棚の中が多少乱れていても、「床が見えている」だけで、部屋は驚くほどスッキリ見えます。お子さんと「競争だよ!」とゲーム感覚でやるのもいいですね。
きれいな部屋は、家族への優しさにつながる
部屋が散らかっていると、視界からの情報量が多くなり、脳が常に緊張状態になってしまうそうです。5分間のリセットで床が見えるようになると、不思議と呼吸が深くなり、心に余裕が生まれます。
その余裕は、きっと「早くして!」という言葉の代わりに、お子さんへの笑顔や、パパへの「おかえり」の優しい声に変わるはず。
まずは今夜の寝る前、5分だけタイマーをセットしてみませんか? 明日の朝、整ったリビングが優しく迎えてくれるはずですよ。

